近藤のシーズン中のキャッチャー再転向はあり!
近藤健介のキャッチャー再転向。
昨日あれだけ叩いたが、栗山監督よく判断した!これは英断だ。
完全に手のひらを返したわけだが、この判断を下したのは、ソフトバンクとの差を考えてのことだろう。
私が考えるに、スポーツ何でもそうかもしれないが、相手との力の差というのを正確に測ることが最も重要だと思う。
相手を過小評価、過大評価してしまっては、正しい作戦が取れません。
例えば、高校野球ではバントが常套手段とされている。それはなぜか。もちろん、バントの効果は全く否定しない。
プロと違い、個々のレベルの差が大きい高校野球では、打撃が得意な選手にチャンスで回すことは大きいし、メンタル的に不安定でもあるので、相手をあわてさすことも出来る。打順も整えることができる。
ざっくりでもこれだけプラスの面があるので悪い作戦ではない。
しかし、得点効率の面で見れば必ずしもいいとは言えない。常葉菊川高校が打って勝つということを証明したように、金属バットで好打者であれば4割、5割打てる高校野球においてバントという作戦を全否定する人もいる。
その賛否両論の作戦がこんなにも広まっているのは、強豪校が積極的に採用したからであると考える。
強豪校の試合を見たそれぞれの高校の監督さんが勝つための見本としたからではないだろうか。
だが、強豪校は相手との実力差があるため、エンドランや盗塁などで無理に試合を動かそうとせず、試合を落ち着かせることで勝利が転がってくるからバントを使うのであって、弱小校はそれを真似しても勝てない。みすみす相手にアウトを与えるだけになる。
つまり、相手が自分たちより強ければ、バントで丁寧に野球をしたところで何も起きない。そのままの実力差が如実に表れる試合になるだけだ。盗塁、エンドランなどリスクを取らなければ、リターンはない。そういうものがすべて決まって、流れがきてやっと勝てる。
長くなってしまったが、私が言いたいのは近藤がキャッチャーになるというリスクを取らなければ、優勝というリターンはないということだ。
そして、それを理解し判断した栗山監督はすごいということ。
ほとんどバントの話になってしまった。長くなったのでキャッチャー近藤の利点を次に書きます。