日ハムファンの野球狂

日本ハムを中心に野球について書いていきたいと思います。

大谷翔平!悪いのは君だ!

 4月17日、ロッテ戦、今シーズン札幌ドーム初登板。大谷翔平のプレーヤーズ・デー。満を持しての先発。8回2失点。勝ち負けつかず。

 

 これで、開幕からまさかの4戦勝ちなし。まさかこうなるとは、シーズン前に誰も予想していなかっただろう。

 しかし、勝ち負け以外の面を見てみよう。

防御率 1.86 投球回 29 奪三振30 被安打 20 与四死 11 

多少四死球が多いとはいえ、勝ちが付かないような成績とは言い難い。大谷登板時の援護率は、まさかの1.74点。もっと打ってやれよ、点取ってやれよ、大谷がかわいそうじゃないか、と言いたくなるような数字だ。

 

 だが、私が主張したいのはこれからだ。大谷が勝てない理由の大きな一つと私が考えているのは、先制点を献上してしまっているということだ。登板4試合のうち、3試合先制点を許しているのだ。先制点が取れれば、そのあとの作戦も立てやすいし、どのように試合を展開していくか、先手先手を取りやすくなる。あと、これは私の考えなのだが、バッテリーとしては、先に点を相手に取らせてしまったほうがダメだと思っている。野球は流れのスポーツとよく言われるが、試合を最初に動かしていくのは、非常に難しい。一度点が入れば、そこから動いていくことになるが、最初の1点を取るには、流れに頼らない地力が必要だ。

 野球には打撃戦と投手戦というものがある。みなさんは、試合が10-9で負けた時、打たれた投手が悪いと思うのか、もう1点が取りきれなかった打線が悪いと思うのか。1-0で負けた時、打てずに負けたと思うのか、先取点を取られた投手が悪いと思うのか。私は、それぞれ後者が悪いと考えている。なぜなら、試合の流れがそうだからである。野球の流れというのは、点が入るとどうしても試合が動きやすくなり、さらに点が入っていくものであり、点が入らない試合では、試合がこう着状態になってしまうのだ。大谷登板3試合目の楽天戦はまさにそういう展開である。

 

 うん?まだ納得いかない?しかたない。ならば、あなたが大谷の対戦相手の先発投手だと想像してほしい。どのような気持ちでマウンドに登るだろうか。相手は大谷だから、点は1点もやれない。長いイニングなど考えずに最初からどんどんとばしていこう。こう考えるのではないだろうか。だから、相手もいいピッチングになるのである。打線も手こずるに違いない。

 

 ここまで読んでくれたみなさんには伝わっているであろう。私は、大谷翔平を高く買っている。いいピッチングをするぐらいでは、物足らないのだ。この注文はいちゃもんに近いかもしれない。ただ、大谷ならできると思っている。今までの投手とは、スケールが違うんだ。メジャーリーグでだってスターターで160キロ投げる投手は数えるほどしかいない。サイヤング賞だって夢じゃないはず。それだけに、頭の悪い表現になってしまうかもしれないが、もっと無双してほしい。頑張れ、大谷翔平